2000年春頃。
ベトナムで生活、仕事して3年が過ぎた頃だ。私はベトナムで貿易会社をつくった。
その時のビジネスパートナーは2才下のベトナム人女性Tだ。Tはそれまで、私にベトナム語をパートタイムで教えていた。貧乏な家庭出身だが、地方の国立大学を卒業した優秀な人間で、仕事もできた。しかし、数年後に裏切られることになる。その話は時系列上後にしたい。
何故貿易会社をしようと思ったかというと、金がなかったからだ。
貿易会社は、事務所だけで小資本でできる代表的な仕事だ。(怪しい仕事の代表でもある)
会社を始めた時に持っていたのは7,000ドルだった。
私の会社設立は、ノープランで適当なものだった。
当時のホーチミンは、日本人も少なく、日本人として存在するしてるだけでなんらかの仕事が降ってくるのではないかと思ったのだ。
サラリーマンを辞め、場当たり的に起業した典型だ。
うまくいくはずがない。
実際、数ヶ月間全く仕事はなかった。
しかし、根拠なき自信とヤル気はあった。
私は友人、知人に営業活動をした。
「ベトナムから何か買いませんか?海産物や民芸雑貨などいろいろあって安いですよー」と。
どうなったか?
どうにもならなかった。
独立したことがある人ならわかると思う。
友人知人は意外と協力的ではなく、役に立たない。
誰も助けてくれないのだ。
その当時、まだネットが普及しきっておらず、Eメールアドレスを持ってない人もいた。国際電話料金はかなり高かったので、FAXを使って営業した記憶がある。
*写真は、私が初めてサイゴンに来た頃サイゴン川に浮いていたフローティングホテル。中にはディスコがありました。
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